2013年8月29日木曜日

“クッポン”論争、「江南スタイル知ってる?」:韓国人を襲う底知れぬ不安の影

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●26日、海外の有名人が韓国の空港に到着した際、記者会見で韓国の歌手・PSYの“乗馬ダンス”を披露するのはもはや恒例行事となった。これについて韓国のネットユーザーが皮肉る意見を発表、国内で議論が巻き起こっている。写真は韓国・明洞。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月28日 21時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76091&type=

「江南スタイル知ってる?」外国人に尋ねたがる韓国人、
自国への自信のなさの表れ?―韓国

 2013年8月26日、海外の有名人が韓国の空港に到着した際、記者会見で韓国の歌手・PSYの“乗馬ダンス”を披露するのはもはや恒例行事となった。
 これについて韓国のネットユーザーが皮肉る意見を発表、国内で議論が巻き起こっている。
 韓国・朝鮮日報の報道を引用して環球時報(電子版)が伝えた。

 韓国人は外国人を見かけるとよく「(PSYの)江南スタイル、知ってますか?」と聞きたがる。
 昨年10月、米国国務省の記者会見で韓国人記者が同じ質問をした。
 この動画が最近になってネット上に公開されて広まると、これを批判する議論が巻き起こった。
 自国を無条件で賛美したり、世界的に大ヒットした「江南スタイル」を外国人に自慢することで自己陶酔する傾向を皮肉る動きが現れたのだ。

 この議論はネットユーザーによって“国ポン”論争と名付けられた。
 “国”は国家、“ポン”はヒロポン(覚せい剤の1種)の略で、この2つを合わせた合成語である。
 7月に放映されたバラエティー番組では、女性アイドルグループの1人が直接手で裂いたキムチを米国俳優のヒュー・ジャックマンに食べさせる場面があったが、これも外国人への韓国文化の押しつけとして“国ポン”だと皮肉るコメントが番組の掲示板に書き込まれた。

 慶熙大学英米文化系の李沢光教授は、
 「韓国人には、キムチなど海外でもよく知られたものを他者にいちいち確認することによって優越感を持つという社会的傾向がある。
 ここで言う他者とは、大部分が強国および強国の出身者だ」
と語る。
 一方、高麗大学社会系の李名鎮教授は
 「これは自慢ではなく、不安の表れだ
と指摘。
 「もし経済や文化的基礎に対して十分な自信を持っていれば、あちこちで誇示する必要は全くないはず。
 この現象は、
 現在の韓国の国家としてのポジションが曖昧ではっきりしない
ことを証明している」
と分析した。


 韓国と韓国人は今、自分たちがどこにいるのか、どこにいるべきかが不透明になっている。
 自分の手でこの位置を獲たと思っている限り、なかなか周りが、すなわち環境が見えてこない。
 ために自分がどこにいて、どこへ行くのがいいのかが判断できなくなってしまっている。
 そういうことなのだろう。


朝鮮日報 記事入力 : 2013/09/01 08:29
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/09/01/2013090100192.html

【萬物相】「クッポン」をめぐる論議

 ソウル五輪(1988年)の際、女子ハンドボールのハンガリー代表チームを取材したときのことを思い出すと、今でも心苦しく思う。
 日曜日、選手たちが漢江に遊びに行くのに同行した。
 遊覧船から見渡す漢江は美しかった。
 川べりには高層マンションが林立していた。
 ところが、選手たちは何も言わなかった。
 「ソウルの印象はどうか」と数回尋ねたところ、ようやく仕方なさそうに「ワンダフル!」「ビューティフル!」と口にした。
 数年後、ハンガリーの首都ブダペストを訪れたとき、ドナウ川を眺めた。
 漢江の景色も美しいが、古風な趣とマッチしたドナウ川も引けを取らないほど美しかった。

 韓国人たちが「葉銭は駄目だ」と口にしながら暮らしていた時代があった。
 暮らし向きがよくなく、民主主義もない時代のことだ。
 「葉銭」とは、朝鮮王朝末期の1905年に行われた貨幣改革で、価値を失ったそれまでの貨幣を指す。
 この葉銭は全く役に立たなくなった。
 韓半島のものは全てがみすぼらしく、劣っているように見えた。
 そのことから、韓民族〈朝鮮民族〉を自虐的に表現した言葉として「葉銭」が使われるようになった。
 このような自国を低く見る意識や劣等感を捨て、自信を持つようになったのが、まさにソウル五輪のころだった。

 今はむしろ、過剰な自己陶酔が問題になっている。
 最近、来韓した海外の歌手や俳優が、記者会見の際などに、韓国の歌手PSY(サイ)の「乗馬ダンス」を披露するのが「通過儀礼」となった。
 そうしてこそ韓国人たちが喜ぶだろうということは、彼らも知っているのだろう。
 新聞やテレビでは
●.「韓国の○○にすっかりハマった外国人」
というニュースが飛び交っている。
●.「韓屋(韓国伝統の家屋)にすっかりハマった」
●.「韓国の自然(オルレ=済州道のトレッキングコース)にすっかりハマった」
●.「茶山(朝鮮王朝時代の実学者チョン・ヤギョン)や退渓(朝鮮王朝時代の儒学者・李滉〈イ・ファン〉)にすっかりハマった」…。
 中にはチャンアチ(韓国の漬物)にハマったという外国人もいる。

 バービー人形(米国の着せ替え人形)に似た外見から「リアル・バービー人形」といわれる米国の少女ダコタ・ローズさんが、昨年韓国を訪れた。
 韓国の化粧品メーカーの販促活動のためだった。
 あるファンがローズさんのツイッター(簡易投稿サイト)に「キムチは好きか」というメッセージを書き込んだところ、ローズさんは「嫌い」と答えた。
 これを見たインターネットユーザーたちは「生意気だ」という反応を示した。
 あるネットメディアは
 「外見はかわいいが、人間性はどうだか」
という記事を掲載した。

 インターネットで「クッポン」をめぐる論議が広まっている。
 クッポンとは「国家(韓国語でクッカ)」と「ヒロポン(覚せい剤)」を合成した造語で、
 国家や民族について過度に自慢する人たちをあざ笑うことを指す。
 一方、これに反発し、悪意に満ちた表現で韓国をけなすことを指す造語も登場している。
 本当に自信のある人は、自分自身や自国の事物に対し「最高」「最大」「最初」などとは言わない。
 自らを客観的に見ることを知らない人は反省もできない。
 自国の事物を「よいもの」と認識するのなら、他者の事物の美しさや、それに込められた知恵についても知ろうとするバランス感覚も必要だ。
 そうしてこそ、他者の事物からも学ぶこともできる。



朝鮮日報 記事入力 : 2013/09/01 08:34
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/09/01/2013090100193.html

韓国のネット社会に噴出する愛国過剰とその反作用
韓国を過度に賛美する「クッポン」の実態
「国家」と「覚せい剤」からの合成語が急速に広まる

 「Do you know Gangnam Style?(あなたは『江南スタイル』を知っていますか)」。
 8月14日、映画のPRを兼ねて来韓した米国の俳優マット・デイモン氏と、7月25日に来韓した同国のミュージシャン、クインシー・ジョーンズ氏は共に、韓国でこのような質問を受けた。
 海外の有名人が韓国に入国するときや、記者会見の際、韓国の歌手PSY(サイ)の「乗馬ダンス」を披露するのは今や「通過儀礼」となった。
 米国の俳優ロバート・ダウニー・ジュニア氏やウィル・スミス氏もまた、これを逃れることはできなかった。
 インターネットユーザーたちは
 「相手がする気もないことを無理強いしているようで、見ていて腹が立つ」
と書き込んだ。
 「クッポン」という造語が広がり始めたのもこのころだ。
 「国家(韓国語でクッカ)」と「ヒロポン(覚せい剤)」を合成したこの造語は、過度に国家を自慢しようとする状況を皮肉ったものだ。
 外国人にキムチや独島(日本名:竹島)、PSYなどについての考えを尋ねる
 「『Do you know…』シリーズ」の流行に代表される、韓国を無条件で賛美する様子をあざ笑っている
のだ。

■「クッポン」は韓国の民族性か

 昨年10月、米国務省の記者会見の際、韓国の通信社の記者が「PSYの『江南スタイル』を知っているか」と尋ねた動画が最近、インターネット上に流れたのをきっかけに、「クッポン」をめぐる論議が一気に広まった。
 先月20日、SBSテレビの番組に出演した米国の俳優ヒュー・ジャックマン氏に対し、韓国の女性グループSISTARのメンバー、ソユが素手でキムチをちぎって食べさせた場面も同様だ。
 この番組のサイトの掲示板には「キムチを食べさせ韓服(韓国の伝統衣装)を着せる極端な『クッポン』」と皮肉る書き込みが相次いだ。
 慶煕大学英米文化学部のイ・テックァン教授は
 「韓国人はキムチのようなブランドを通じ、優秀な社会的遺伝子を持っているという点を他者に認めてもらおうとする傾向がある。
 その対象は概ね、強大国やその国から来た人たちだ」
と指摘した。

 韓国のさまざまな分野のニュースについて、海外のネットユーザーの反応を翻訳し紹介する「ケソムン(犬のうわさ)ドットコム」や「カセンイ(端、縁)ドットコム」などのウェブサイトも、「クッポン」とされる強迫的な表現を用いている。
 これらのサイトは「(韓国映画の)『雪国列車』公開」「韓国海軍、1800トン級潜水艦『安重根(アン・ジュングン)』を公開」といったニュースに対する、海外のネットユーザーたちのコメントを翻訳し紹介している。
 高麗大学社会学科のイ・ミョンジン教授はこれについて
 「自慢ではなく不安感の表れだ」
との見方を
 示した。
 その上で「経済・文化的な基盤に対し誇りに思うのなら、あえてそれを強調する必要はないはずだが、(『クッポン』とされる言動は)現在の韓国の位置付けがそれだけ不安定であいまいということの裏返しだ」
と説明した。

■表象だけに熱狂

 「クッポン」とされる表現は、歴史分野で初めて用いられるようになった。
 ネット掲示板「DCインサイド」の歴史カテゴリーでは
 「檀君(伝説上の古朝鮮の王)が登場する前の韓民族(朝鮮民族)が、世界四大文明の地の一つであるメソポタミア地域(現在のイラク)にシュメール王国を立てた」
といった、「桓檀古記」などの検証されていない主張を信じたり、
 「明の初代皇帝・朱元璋ですら朝鮮の軍事力を恐れた」
などとして韓国史を美化したりする人たちを「クッポン」として非難するようになった。
 高麗大学HK韓国文化研究団のパク・ホンホ教授は
 「韓半島(朝鮮半島)で金属活字が発明されたということを教えるだけでは『クッポン』にすぎず、当時の韓半島の人々がグーテンベルク(活版印刷技術を考案したドイツの金属加工職人)のように『本の大衆化』に貢献できなかったという限界についても論じることで客観性を保てる」
と指摘した。
 成功した部分だけでなく、その影の部分についても省察してこそ、文化先進国だというわけだ。

 一方、「クッポン」に反発する現象も登場している。
 インターネットのコミュニティーサイトで
 「韓国はソマリアよりもひどい失敗国家だ」
といった、悪意に満ちた表現で韓国をけなすネットユーザーも現れた。
 これについてパク・ホンホ教授は
 「客観性を失ったという点で、『クッポン』と同じく、正常な状態とはいえない」
と指摘した。

 「クッポン」という蔑称が急速に広まる中、孫興民(ソン・フンミン)や柳賢振(リュ・ヒョンジン)のように海外で活躍するスポーツ選手を応援したり、「太極旗(韓国国旗)を大切に扱おう」という意見を述べたりすることにまで非難を浴びせる動きも出てきた。
 これについて、ソウル大心理学科の郭錦珠(クァク・クムジュ)教授は
 「『クッポン』のような現象のため、純粋な意味での愛国心を表現できないようなムードが生まれれば、社会的な問題になりかねない」
と指摘している。



サーチナニュース 2013/08/27(火) 14:49
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0827&f=national_0827_033.shtml

【中国BBS】日中いずれも韓国が嫌い…韓国は誰にも好かれてない



  中国大手検索サイト百度の掲示板に「韓国ってアジアでは好かれていない国だよね」というスレッドが立てられた。
 スレ主は、
★.「日本人は中国人よりも韓国人が嫌いで、中国人は日本人よりも韓国人のほうが嫌い」
と主張。
 したがって
★.「日中いずれも韓国が嫌い」
と主張した。

  スレ主の主張はあくまでのスレ主の主観に基づくものだが、ほかのネットユーザーからは「道理に適っているな」、「的確だ!」など、賛同するコメントが多く寄せられた。

  また
●.「韓国はアジアのゴキブリだ。日本は憎いが韓国は気持ち悪い」
など韓国に対する度を超えた悪口のほか、
●.「日本は右翼だけが嫌いだが、韓国は全国民が嫌い」
など、韓国に対する嫌悪感を示すコメントも多かった。

  しかし、
●.「日本人がもっとも嫌いなのは中国だ。
 不安や嫉妬のほか、征服できなかった国という理由もあるだろう。
 そして中国人がもっとも嫌いなのは日本。
 国の仇であること、日本人は野蛮で道理に背く民族だからだ。
 も中国も日本も、それほど韓国のことが嫌いではない。
 もっとも好かれていないのはフィリピンだ」
との反論もあった。

  中国はフィリピンと南シナ海のスプラトリー諸島(中国名:南沙諸島)などをめぐって対立しているため、このような意見が寄せられたと推測される。

  また、
●.「スレ主はそんな風に言っちゃダメだ。
 韓流ファンが悲しむだろ。
 韓流ファンにとって韓国は宇宙一なんだから」
と韓流ファンに対する皮肉や、
●.「日中友好は韓国頼みで、中韓友好は日本頼み。
 そして日韓友好は中国頼み。
 まさに三国志だね」
とおもしろみのあるコメントも寄せられた。

  中国で反日感情を抱いている人の多くは尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題や歴史問題が原因とみられる。
 また、中国で連日のように放送されている抗日ドラマや、幼少期から行われる反日教育も一因だろう。
 一方、中国で反韓感情を抱いている人の多くは中国の文化や歴史、偉人などを韓国が“強奪”する韓国起源説が大きな原因と考えられる。





【「底知らず不況」へ向かう韓国】


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