●中韓は「文化大革命共同体」
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朝鮮日報 記事入力 : 2013/07/05 09:53
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/07/05/2013070500819.html
朴大統領訪中時の贈り物は「格調高いがリーズナブル」
「朱漆」の宝石箱、製作者「カシュー塗料使った」
贈り物のほとんどが100万ウォン台
●朴大統領は習主席に赤いポジャギ(風呂敷)で包んだ玉杯セット(写真)と赤い漆を塗った箱「朱漆函」を贈った。
大統領府は、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が先月27日から30日まで中国を国賓訪問した際に持参した贈り物の目録と製作者名を4日、公表した。
習近平国家主席に贈られた玉(ぎょく)杯セットは玉工芸分野の熟練技能伝承者メン・スンヨンさんが作った。
彭麗媛夫人にプレゼントされた朱漆(朱色の漆)の宝石箱には螺鈿(らでん)職人のイ・ボクトンさんが漆を塗り、絵入れ技能者キム・エオクさんが絵入れをした。
このほか、李克強首相に贈られた書類箱用の水菊文様漆彩画箱はソウル市無形文化財の漆彩画職人キム・ファンギョンさん、張徳江全人代常務委員長にプレゼントされた華角箱は国の重要無形文化財第109号の華角箱職人イ・ジェマンさんの作品だ。
中国は朴大統領に額入りの書など12点を贈った。
「大統領の贈り物」の値段は意外とリーズナブルだ。
本紙が取材したところ、玉杯(1杯当たりの価格)と宝石箱が100万ウォン(約8万8000円)、華角箱は160万ウォン(約14万円)ほどであることが分かった。
製作者も必ずしも名声があるというわけではない。
有名なのは国の重要無形文化財である華角職人イ・ジェマンさんだけだ。
朱漆の宝石箱を作ったイ・ボクトンさんはソウル・踏十里で古い家具の修理店「家具病院」を経営している。
繊細な手仕事で有名なイさんは
「35年間にわたり骨董(こっとう)品や螺鈿の仕事をしているので少しは私の名前を知っている人もいるだろうが、国に登録されるほどではない」
と話す。
漆箱については
「4年前に松の箱に『カシュー塗料』(カシューナッツの殻が原料の合成塗料)を塗り、40万ウォン(約3万5000円)ぐらいもらったのを覚えている」
と答えた。
大統領府が「素朴な贈り物」をしたのには二つの理由がある。
①.第1の理由は予算だ。
高価な贈り物を買って持参すれば「予算の無駄遣い」と批判される恐れがあるからだ。
人間国宝に作品を依頼しなかったのも、場合によっては作品の値段が数千万ウォン(1000万ウォン=88万円)に達する可能性があるためだ。
文化分野のある関係者は「(朴大統領の父)朴正煕(パク・チョンヒ)大統領のころは、海外訪問時に『韓国で最高の芸術家の名を知らしめたい』という一念で高価な贈り物を持参した。
1965年の訪米時もジョンソン大統領と当時60万ウォン(現在のレートで5万2700円)ほどのイ・サンボム氏のびょうぶをプレゼントした。
たが最近では、国家首脳間でも高価な贈り物はしていないのが慣例だ」と説明した。
米国・カナダなど多くの国で贈り物は上限を200ドル(約2万円)と規定しており、それ以上の場合は国に申告し、記録館などで保管する。
韓国も公職者が時価100ドル(約1万円)以上の贈り物を受け取った場合は国庫に帰属させる。
②.第2の理由は「隠れた職人」の発掘だ。
あまり知られていないが腕の立つ職人の芸術性を広く知ってもらおうという趣旨で、職人の作品を積極的に発掘しようというものだ。
しかし、伝統文化関係者らは「カシュー塗り」の宝石箱を「朱漆」箱と称したことについて冷ややかな視線を送っている。
無形文化財の螺鈿職人イ・ヒョンマンさんは
「朱漆箱とは本来、宮中で使うものだ。
カシュー塗りした箱を朱漆箱と言うのは誤りだ」
と顔をしかめた。
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「中国への贈り物」すら披露して喜び勇んでいるこの幼気なさ。
朴槿恵の中国への憧憬は並のものではない。
韓国にとってそれは「母胎への回帰」か、
それとも韓国版「文化大革命」なのであろうか。
父親は近代化を目指して独立を鮮明にして母から離れていった。
過去からのしがらみを切り、母胎から独立することによって、今の韓国の経済成長の礎を築いた。
だが残念なことだが、年月とともにその経済構造は奇妙な形に捻じ曲げられた。
そのため息が続かないようになり、ゼンソク状態になってしまっている。
娘はその身弱な状態を和らげるために、母胎への回帰を願っている。
息切れする身体を休めるための場所として、
いまの自立独立を放棄し、母の胸に飛び込もうとしている、そんな風に思える。
安心して休める場所で、奇形化した身体を横たえたいのかもしれない。
それはまたこれまでの近代化路線、経済路線から外れて、過去への回帰であり、文化路線の乗り換えでもある。
いま、韓国はいわゆる韓国版の「文化大革命」を行なおうとしているように見える。
そこでは昔、父親が放棄した文化社会を呼びもどすことが目標になる。
一方に傾きすぎた姿勢を明確に打ち出している韓国ならびに韓国国民はその紅衛兵のようにも映る。
韓国メデイアの論調は、あの唯一自分だけが正義であるかのような壁新聞に一段と似てきている。
ところで母胎を離れて独立した娘は、いま世間の葛藤から身を引いて、安穏の時を過ごせる母胎へ戻ろうとしているのだが、母はそれに応えてくれるのであろうか。
出来ワルの娘とみなし、
「それみたことですか、お母さんの言うことを聞きなさい、お母さんはあなたのことを一番思っているのですよ」
とばかりに、強くコントロールしようとするだろう。
朴槿恵の5年間は、韓国版「文化大革命」の5年間であるのかもしれない。
それは「母胎への回帰」という目標へ向けての文化社会運動でもある。
5年間の文化大革命が終わったとき、韓国はどう変わっているのだろうか。
時代は歴史は韓国をどうしようとするだろうか。
なんか似たような記事が載っていた。
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朝鮮日報 記事入力 : 2013/07/07 09:23
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/07/07/2013070700187.html
【萬物相】韓中は「人文共同体」
朝鮮王朝の世宗大王(在位期間1418―50年)の時代から壬辰倭乱(じんしんわらん、文禄・慶長の役)までのおよそ200年間、朝鮮王朝と中国の明は韓中の歴史の中で珍しく穏やかな関係を維持していた。
その土台にあったのは両国の知識人や王朝の間で行われていた「詩文外交」だ。
1450年に明は新しい皇帝の即位を朝鮮に伝える使臣として、文筆家が集まる翰林院の学者・倪謙を派遣した。
それまでは朝鮮には主に明の宦官(かんがん)が使臣としてやって来て、横柄に振る舞っていた。世宗は当時の朝鮮で最高の文士だった鄭麟趾(チョン・インジ)、成三問(ソン・サムムン)、申叔舟(シン・スクチュ)に命じて倪謙を出迎えさせた。
両国の文士らは最初は相手の腹の内を探り合っていたようだが、すぐに互いの教養と品格を理解した。
倪謙は朝鮮に来て感じたことを詩で表現し、朝鮮の3人の文士らも詩でこれに応えた。
このとき倪謙は15編、鄭麟趾と申叔舟は6編、成三問は5編の詩を残した。
倪謙は帰国してから鄭麟趾に
「あなたとの対話は10年かけて本を読むよりも役に立った」
と敬意を表し、また申叔舟と成三問とは義兄弟の契りを交わした。
その後、明は朝鮮に送る使臣として文士の中から特に優秀な人材を選抜した。
一方の朝鮮では、明からの使臣と交わした詩を集めて文集をまとめるのが慣例になった。
明が滅亡するまで、文集が発行された回数は24回、冊数にすると30巻に達する。
中国が詩文を周辺国との外交の手段としたのは非常に珍しいことだ。
当時は中国が東アジアの宗主国として各国の上に君臨する時代だったが、明の朝廷は
「朝鮮は間違いなく外国だが、読書をする人間が多く、礼儀を知っている」
「学問する人間を使臣として派遣すれば、中国の体統(体面、メンツ)をおとしめることなく、人心を失うこともない」
と高く評価した。
韓国と中国は互いに争い対立することも非常に多かったが、その一方で学問、思想、芸術などの文化交流も幅広く行われ、共感を深めてきた。
韓国は中国の文化を受け入れて韓国式に昇華し、時には中国よりも洗練され優れた文化を生み出すこともあった。
朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は韓中首脳会談で孔子の論語を引用し、北朝鮮に対して変化を求めた。
習近平国家主席は、新羅末の文人、崔致遠(チェ・チウォン)=857-?=が唐に留学し、帰国する際に詠んだ詩を引用して韓中両国の特別な関係について言及した。
両首脳は「韓中人文交流共同委員会」を立ち上げ、これを毎年開催することで合意した。
個人同士の関係でも「力が強い」「金持ち」という評価以上に名誉なことは、相手の精神面での品格を理解し、これが認められることだ。
韓国と中国が文化という共通分母を持ち、互いに理解し尊重する努力を今後も続けていけば、両国の関係が一層深まるのは間違いないだろう。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年7月4日 17時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73978&type=0
中韓の「パンダ外交」成らず!
高額な費用に韓国はレンタルを断念―韓国メディア
●3日、韓国・聯合ニュースによると、同国の朴槿恵大統領の中国訪問前、同国ではジャイアントパンダのレンタルについて話し合われたが、飼育の費用が高額なために断念したという。資料写真。
人民日報(電子版)が伝えた。
青瓦台(韓国大統領官邸)の関係者筋は、
「韓国政府はジャイアントパンダを飼育する際に必要な建物の建設や、飼育員の人件費などを含む全ての費用を試算した結果、
150億ウォン(約13億円)の予算
が必要と分かった。
費用があまりにも高額なために最終的にレンタルを断念した」
と話した。
このほか、朴大統領は今回の訪中で、中国と「トキ」の保護や繁殖に関する取り決めに合意し、中国からオスのトキ2羽を贈られており、「トキ外交」なる新語も誕生している
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朝鮮日報 記事入力 : 2013/07/05 09:32
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/07/05/2013070500693.html
朴大統領訪中:経済協力の在り方で舌戦
朴大統領「メード・フォー・チャイナ」
李克強首相「メード・ウィズ・チャイナ」
このほど公式訪中した朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が先月28日、権力序列2位の李克強首相との間で、韓国と中国の経済協力の在り方をめぐり、ひそかに舌戦を展開していたことが明らかになった。
韓国政府関係者は4日、朴大統領が李首相と会談した際
「韓国はこれから『メード・イン・チャイナ』ではなく
『メード・フォー・チャイナ(中国のための生産)』に取り組みたい」
と切り出した。
これまで中国が韓国企業の世界進出に向けた生産前進基地の役割を果たしてきたとすれば、
今後は中国の内需市場に寄与したいとの意味だ。
これに対し、李首相は
「以前日本が中国の発展のために投資すると乗り出してきたが、結局は現在の中国に残っているものはほとんどない。
ドイツは中国との合弁などを通じ『メード・ウィズ・チャイナ(中国との生産)』を追求し、中国とパートナーシップ関係になった」
と持論を展開した。
朴大統領は李首相の反論に慌てることなく
「メード・フォー・チャイナは中国の国民、消費者の心をつかむという意味だ。
ビジネスも結局は人間がやるものではないか」
と述べ、相互信頼を通じ、中国と共に歩むべきだとの考えを強調した。
李首相も
「メード・ウィズ・チャイナが必ずしも中国との合弁だけを意味するわけではない。
サムスンの場合、独資で中国に投資した。メード・ウィズ・チャイナとは、中国と共に発展することを指す」
と応じた。
その後、朴大統領と李首相の話題は、自然に韓中自由貿易協定(FTA)など韓中間の経済協力に向け、何をすべきかという点に移ったという。
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【「底知らず不況」へ向かう韓国】
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