●左:諸外国の日本に対するイメージ(緑が肯定的、赤が否定的)、中央:安倍首相に対する評価、右:日本が軍隊を保持し宣戦布告できるように憲法を改正することをどう思うか(緑が賛成、赤が反対)
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ウオールストリートジャーナル 2013/07/12 10:06 am
http://realtime.wsj.com/japan/2013/07/12/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%A8%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%AB%8C%E3%81%84%E3%80%81%E9%AE%AE%E6%98%8E%E3%81%AB%E2%80%95%E8%A6%AA%E6%97%A5%E7%9A%84%E3%81%AA%E6%9D%B1%E5%8D%97%E3%82%A2/?mod=WSJBlog&mod=WSJJP_Blog
中国と韓国の日本嫌い、鮮明に
―親日的な東南アジアと対照的
米世論調査機関ピュー・リサーチ・センター(PRC)が11日発表した世論調査によると、
日本の国民は昨年よりも経済にはるかに楽観的になっていることが分かった。
安倍晋三首相が国民の気分を変えるのに成功していることが改めて示された。
しかし調査では同時に、安倍首相が日本以外の諸外国で対日認識を変えられていないことも示されている。
アジアの最も近隣の国、つまり韓国と中国では、過去の日本の軍事侵略への贖罪意識に欠けているとして日本に否定的な見方が圧倒的多数に上っているのだ。
安倍首相は「アベノミクス」として知られる成長政策で国内の見方を変えるのに成功しているが、日本に対する中国人や韓国人の見方、特に戦争中に行ったことに対する見方を変えるにはもっと努力する必要があることが示唆されている。
調査は今年春実施された。
それによると、
現在の経済状況について肯定的な見方をしているとの日本人は全体の27%
に達し、昨年調査時のわずか7%から急増した
この27%という数字をもって楽観的とするのはやや問題があるが、PRCの調査ディレクター、ブルース・ストークス氏はJRT(Japan Real Time)に対し、これは北東アジア諸国が日本に否定的な見方をしているとの結果と並んで、今年の世論調査で判明した最も顕著な結果の一つだと述べた。
ストークス氏は
「日本人は先進諸国の中でも将来について最も意気軒昂で、
欧州ではこうした高率回答は得られない。
米国では高い数字だが、日本ほどではない」
と述べた。
そして
「人々はアベノミクスを受け入れようとしているが、それはリスクも高まっていることを意味する」
とし、
「この成長が実現するとの期待が高いが、安倍氏がそれを達成できなければ、人々は失望するだろう」
と語った。
日本国内では安倍氏に対する支持と将来への希望が上昇しているが、近隣諸国は日本のイメージにより悲観的になっている。
調査によると、日本を否定的に見る韓国人は全体の77%、中国本土では実に90%に達した。
韓国と中国では安倍氏への不支持率も85%前後と高率だ。
前回同じ設問をした2008年には、日本を否定的にみるのは中国で69%、韓国では51%にとどまっていた。
PRCの世論調査では、その年のメーンテーマに応じて異なる質問が設定されている。
日本を否定的にみる主な要因として、日本が過去の軍事侵略を十分に悔いていないことを挙げたのが韓国人で98%、中国人で78%に達した。
過去12カ月間で日本と近隣諸国間の緊張は領土問題をめぐって高まっている。
しかし今回のPRC調査では、尖閣諸島(中国名は釣魚島)や竹島(韓国名は独島)をめぐる日本と中国、韓国との主権争いをどう感じているかは示されていない。
調査結果によれば、アジア近隣諸国に十分に謝罪していないとの見方は日本ではそれほど認識されておらず、近隣諸国とのギャップが広がっていることがうかがえる。
ただし、第2次世界大戦中に日本軍に占領された
マレーシア、フィリピン、インドネシアでは、それは既に過ぎ去ったことだ
との認識のほうがはるかに強い。
例えば、これら東南アジア3カ国では、日本が真摯に謝罪していないとみる人々は半分未満だった。
実際のところ、日本が好きだと回答したのは3カ国とも80%前後に達しており、調査対象となった7カ国(これら3カ国と韓国、中国、オーストラリア、パキスタン)の中でこれら東南アジア3カ国が最も高率だ。
安倍氏はまた、東南アジア諸国の間では総じて好意的にみられている。
ただ具体的に答えられるほどに安倍氏を知らないとの回答は、これら3カ国で20−40%となっている。
ストークス氏は、中国と韓国という最も近隣国の国民が日本の戦時中の行動に現在も厳しい見方をしていることに強い印象を受けたとし、調査の結果、安倍氏が近隣諸国の対日イメージ改善のため、取り組む必要のある諸問題が浮き彫りになったとの見方を示した。
ストークス氏は
「安倍氏は前任者たちが消極的だった戦時中の行動に対する贖罪という問題に対処するユニークな立場にある。彼はそうしないことを選択するかもしれないが、われわれの調査では彼は極めて人気があることが判明しており、近隣諸国に関して動ける余地がある。
安倍氏は自らの右翼支持層を固めるためナショナリスト的なカードをこれ以上使う必要はない」
と指摘した。
その上で、
「安倍氏は、終戦記念日の8月15日に靖国神社に参拝するかどうか表明していないが、今回のわれわれの調査では、国内的な支持固めのため参拝の必要がないことが示唆されている。
国民は既に彼を支持しているからだ」
と語った。
記者: Joelle Metcalfe
原文(英語):Japan’s Glaring Image Gap
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2013/07/12/japans-glaring-image-gap/
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AFP BBニュース 2013年07月12日 18:51 発信地:ワシントンD.C./米国
http://www.afpbb.com/article/politics/2955508/11030698
日本に厳しい中韓、好意的な東南アジア 米調査結果
【7月12日 AFP】
歴史認識をめぐり日本と近隣諸国の溝がいっそう深まっているとの調査結果を、米独立系世論調査機関ピュー・リサーチ・センター(Pew Research Center)が11日、発表した。
3月~4月初旬に8か国の成人を対象に電話と対面で実施した調査からは、韓国と中国では大多数が日本は過去の戦争について十分に反省していないと考えており、特に韓国では「日本は十分謝罪した」と答えた人がわずか1%だったのに対し、日本では半数以上の国民が謝罪は済んだと捉えるか、そもそも必要ないと考えている現状が明らかになった。
中韓両国民の日本に対する見方は近年、厳しさを増している。
日本に好感を持っていると答えた人は2008年の調査時から減少し、韓国では22%(25ポイント減)、中国では4%(17ポイント減)だった。
調査結果をまとめたブルース・ストークス(Bruce Stokes)氏は、この変化と、昨年12月に保守的な歴史観で知られる安倍晋三(Shinzo Abe)首相が就任したこととの関連を決定付けるデータは存在しないと指摘する一方、歴史教科書問題や「慰安婦」問題をめぐる政治家発言などが影響しているのは明らかだと述べている。
■若い世代に多い「謝罪は十分」「不要」
日本では、同じ調査で
48%が「日本は十分謝罪した」と答え、
15%が「そもそも謝罪する必要はない」
と答えている。
こうした意見は特に若い世代に多く、
18~29歳の回答者では「謝罪は十分」と「不要」が計73%
に達した。
この調査ではまた、戦争の永久放棄を掲げた日本国憲法第9条の改正に、日本人の56%が反対と答え、国民が改正に積極的ではないことも分かった。
ただ、反対との回答は2006年時の67%からは減っている。
■東南アジアは日本に好意的
一方、東南アジア諸国では、日本に対する見方が中韓とは大きく異なっている。
インドネシア、マレーシア、フィリピンは旧日本軍による占領を経験した国だが、今回の調査ではいずれも圧倒的多数が日本に好感を持っていると答えた。
歴史認識をめぐる北東アジアでの衝突にも、東南アジアの人々はほとんど関心を持っていない
ようで、日本は十分に謝罪したかとの問いにマレーシアでは10人中4人が回答を示さなかった。
(c)AFP/Shaun Tandon
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同じ記事をレコードチャイナでみてみる。
レコードチャイナ 配信日時:2013年7月12日 19時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74241&type=0
中韓市民の8割「日本に好印象ない」―米機関調査
●12日、米民間調査機関ビュー・リサーチ・センターはこのほど、アジア・太平洋地域の対日意識調査結果を発表した。中国と韓国の回答者の約8割が「日本に好印象を抱いていない」と回答した。
中国と韓国の回答者の約8割が「日本に好印象を抱いていない」と回答した。
環球時報(電子版)が伝えた。
「日本に対して悪い印象を抱いている」と答えた割合は、中国で74%、韓国で38%。
08年に比べ中国で40ポイント、韓国で25ポイント上昇した。
「あまりいい印象がない」とした割合は、中国で90%、韓国で77%に上った。
また、時事通信によると、「過去の軍事行動に対する日本の謝罪は不十分」とする回答は韓国で98%、中国で78%に達した。
「十分だ」とした割合は中国で4%、韓国で1%にとどまった。
安倍晋三首相に「好感を持っている」割合は中国で9%、韓国で12%。「好感はない」は中韓ともに85%に達した。
これに対し、
オーストラリア、フィリピン、マレーシアの3カ国では「日本に好感を持っている」が8割を超えた。
』
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サーチナニュース 2013/07/16(火) 08:37
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0716&f=national_0716_004.shtml
【中国BBS】なぜだ! アジアで日本を嫌っているのは中韓だけ
中国大手検索サイト百度の掲示板に「アジア各国の日本に対する見方」というスレッドが立てられた。
米調査機関ピュー・リサーチ・センターがアジア各国で実施した世論調査の結果について、中国人ネットユーザーが議論を交わした。
調査結果によると、
日本に「非常に悪い印象を持っている」と答えた人は中国で74%、韓国で38%となり、
「あまり良くない印象を持っている」と合わせると、中国で90%、韓国で77%に達した。
しかし、日本に「良い印象」を持っている人が80%に達したマレーシアをはじめ、ほかの調査国であるインドネシア、オーストラリア、フィリピン、パキスタンでは日本を好意的に見る回答者が圧倒的に多かった。
同調査の結果について、中国のネットユーザーからは
●.「東南アジアが日本を好きになるのは当然だ。日本も東南アジアも仏教の国だから」、
●.「この結果は、まぁまぁ客観的なんじゃないの」
など、この結果はごく正常であるとのコメントがあった。
だが、東南アジアで日本に対する良い印象を持つ人が多かったことについては
●.「東南アジアはもう虐殺された屈辱を忘れてしまったのか」
と、戦争の被害国として中韓のように憎しみを抱くべきとの主張も。
また、
●.「良い印象というのは相対的なものだ。でも安倍首相については好きにはなれないな」
という意見があったが、中国では安倍政権は右傾化を強めているとの見方が強く、反発しているようだ。
しかし、
●.「韓国はアジアでもっとも日本製品を崇拝している国だよ」、
●.「このデータには問題があるのでは? 日本に対して良くない印象を持つ中国人は90%もいないだろう」
と、この調査結果に疑問を抱くユーザーもいた。
これらのコメントを見る限り、アジアのなかでも中韓だけが日本に対して歪んだ見方を持っており、
「中韓だけが特殊である」と認識する中国人はいない
ようだった。
むしろ、ほかの
アジア諸国が日本に良い印象を持っていることが理解できず、また理解しようともしていない
ようにも感じられた。
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