2013年7月14日日曜日

アメリカは韓国を見限り、フィリッピンへシフトしようとしているのだろうか?

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●旧スービック海軍基地(スービックかいぐんきち、Subic Bay Naval Base)


サーチナニュース 2013/07/13(土) 17:37
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0713&f=politics_0713_008.shtml

フィリピンが南シナ海問題で中国を非難、中国外務省は反論

  フィリピンのアルバート・デルロサリオ外相がベルギーで行われたシンクタンクのシンポジウムで南シナ海問題について中国を非難し
 「問題の平和的解決のためにあらゆる政治的手段と外交的手段を尽くしてきた。
 現在は、国際的調停という法的手段に訴えるしかない」
と主張した。
 中国国際放送局が報じた。

  アルバート・デルロサリオ外相の発言を受け、中国外交部の華春瑩報道官は12日、
 「フィリピンは一方的に交渉の扉を閉じたうえで、国際社会で中国を攻撃している。
 フィリピンのこうしたやり方は問題の解決に何の役にも立たない。
 フィリピンが世論をミスリードせずに交渉や協議といった正しい軌道にいち早く戻るよう中国は呼びかける」
と話した。



サーチナニュース  2013/07/11(木) 13:51
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0711&f=politics_0711_005.shtml

比が日米のため軍事基地を建設計画
 狙いは中国けん制か

  フィリピンは米国のスービック旧海軍基地を新たな海・空軍基地に改築し、米国、日本、そのほかの同盟国に使用権を提供する計画を立てている。
 しかしその巨額の建設費用を誰が支払うかについては、現在のところ明らかにされていない。
 フィリピンによる同基地建設は、中国けん制を狙ったものだろうか、それとも中国挑発を狙ったものだろうか。
 フィリピン紙のマニラ・スタンダードを引用し、中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  新基地改築について、フィリピン政府は現在までに「米軍基地」とは一言も口にしておらず、フィリピンの軍事基地を建設し、米国から調達した2隻の巡洋艦とフィリピン空軍の戦闘力を配備し、同時に同盟国に使用権を提供すると発表した。
 同プロジェクトはインフラ修築だけでも、少なくとも2億3000万ドルが必要になる。
 この費用は2012年のフィリピン軍の現代化建設にかかった費用の6倍に達し、非武装部隊向けに数機の戦闘機、数隻の戦艦、そのほかの軍事設備を購入できる額だ。

  フィリピン政府は単独でこの巨額の費用を負担するつもりなのだろうか。あるいは米国や日本などの、そのほかの使用権を持つ国に支払わせるのだろうか。それとも各国と共同負担するのだろうか。この基地はフィリピン政府が称するような「フィリピンの基地」なのだろうか。それとも「フィリピンの基地」は名義だけで、事実上の同盟国に提供する米軍基地なのだろうか。

  アキノ大統領がスービック軍事基地の建設計画を制定したのは、戦略の重心をアジアにシフトする米国を支持し、南シナ海で影響力を高める中国に対応するためとされている。
 同計画が実行に移されたとしても、最終的に中国をけん制することになるか、それとも挑発することになるかは不明だ。
 フィリピンは米国、日本、そのほかの同盟国に使用権を与えることで、どのような実質的な利益を得るのだろうか。

  当然ながら、フィリピンのスービック軍事基地の建設提案が、最終的に可決されるかは未知数だ。
 アキノ政権が同問題に対する立場を正式に表明してから、すべての問題の答案が明かされるだろう。



レコードチャイナ 2013/07/13(土) 11:09
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0713&f=politics_0713_004.shtml

米国は南シナ海問題で偏った立場を取るな=中国外交部

  中国外交部の華春瑩報道官は12日、南シナ海問題についての記者の質問に対し、
 「事実を尊重して、一方に偏らない立場を守るよう」
米国に求めた。
 中国国際放送局が報じた。

  華報道官は
 「第5回米中戦略・経済対話期間中、中国は南シナ海問題における原則的立場を説明した」
と述べたうえで、
 「中国は領土・主権と海洋権益を守ると同時に、直接の当事者と協議を通じて係争を解決することにも努めている。
 関係国が約束を守り、両国間の友好協議によって係争の対応と解決に当たるよう希望する。
 われわれは言葉どおりに行動している」
と強調した。


 韓国の中国へのすり寄り姿勢に対してアメリカが不満を持つのは当然であろう。
 とすれば、アメリカは韓国との関係を希薄にし、その分を他に振り向けることにならざるを得ない。
 アメリカとしては海洋を抑えておきたいということになれば、オーストラリアと日本のほぼ中間点、そして中国に海を挟んでまともに向き合うフィリッピンということになる。
 古い記憶だが、確かアメリカはスービック海軍基地を閉鎖してフィリッピンから撤退したはずだと思うのだが。
 調べてみた。

 wikipediaから。

 スービック海軍基地(スービックかいぐんきち、Subic Bay Naval Base)は、フィリピンのルソン島中西部、サンバレス州オロンガポのスービック湾に存在した
 アジア最大のアメリカ海軍の基地
である。

 1884年にスペインがスービックを海軍基地として利用しはじめ、1898年の米西戦争でアメリカに管理権が移ったあと、アメリカ海軍の海軍基地として使用された。

 第二次世界大戦に際しては太平洋戦争開戦後の1942年に日本軍に占領されたが、1945年8月に大戦が終結すると共にアメリカ軍により取り戻された。
 1947年3月14日、アメリカとフィリピンは1991年9月までスービック海軍基地の使用を規定した軍事基地協定を調印した。

 以後も東アジアにおけるアメリカの重要な軍事拠点となり、1975年のベトナム戦争時は重要な出撃地の1つであった。

 基地の使用期限延長に関する交渉中の1991年4月、ピナトゥボ山が活動し始め、6月に大噴火した。
 スービック海軍基地はピナトゥボ山の近くにあったクラーク空軍基地の兵員の大半とその家族の避難場所になったが、屋根に降り積もった火山灰の重さで建物が倒壊して死者が出るなどの被害を受けた。
 アメリカ軍はクラーク空軍基地の放棄を決定する一方、スービック海軍基地については10年間の使用期限延長を望んだが、フィリピン上院は拒絶し、
 両基地は1991年11月26日に返還された。

 アメリカの軍人がフィリピンを去った後、基地はフィリピンのスービック経済特別区 (SBFZ) に変換された。


 アメリカが本格的に韓国を見限るとなると、朝鮮半島はアメリカと中国のリングになる。
 アメリカとしては韓国を保護する役目を担う必要がなくなり、踏み荒らしていい場所になってくる。
 アメリカとしては腹の底で韓国に対する責務をおろし、これで
 「いくさ場が確保できた
として、してやったりといった気分になっているのではないだろうか。
 数々ある将来のシュミレーションとして、「中国と一戦を交える」可能性というモデルもそのなかの一つとして、アメリカの頭の中には当然ある。
 といっても、
①.そこそこほどほどに
②.両者が致命的な痛手をおうことなく、
③.両者の本国本体には傷けることがなく 
戦争をしないといけないという条件をつけているだろう。
 とすれば、アメリカと中国という両雄にとって、もっともいい場所は朝鮮半島になる。
 いい面の皮は韓国になる。
 そういうことになるかもしれないし、ならないかもしれない。
 未来は見えない。
 でも両国の選択肢のなかに、そういうモデルが存在することだけは確かである。
 韓国としては自国が戦火に巻き込まれないようにするのがなにより必要なのだが、どういうわけかこの国、
 「韓国を戦場にしてくれ」
と願っている節がある。

 中国は絶対にアメリカとは海戦をやらない。
 圧倒的な差があり、結果が分かっているからである。
 とすれば、戦場は陸地になる。
 それも自国に近いところがいい。
 なぜなら、中国としては政治的コントロールが効かない遠い場所では不安にさいなまれるからである。
 一方世界中で戦火を交えているアメリカとしては近い遠いは条件には入らない。
 とすれば日本・台湾・フィリッピンと中国と海を挟んで対峙する地域を前線後方基地とすることになるだろう。
 この両者の条件で
 陸戦地を眺めれば唯一、朝鮮半島しか候補地がない
ということになる。
 これほど明確に朝鮮半島の地政的環境が分かっていながら
 韓国には「いま、そこにある危機」に進んで向かっていっているような姿が見受けられる。
 なぜなのだろう。


レコードチャイナ 配信日時:2013年7月16日 11時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74335&type=0

<南シナ海問題>
オバマの中国に対する警告、「フィリピンの立場を強固にした」―フィリピンメディア


●15日、新華社通信によると、フィリピンメディアは14日、「オバマがフィリピンの立場を強固にした」と題する海洋紛争に関する記事を掲載した。資料写真。

 2013年7月15日、新華社通信によると、フィリピンメディアは14日、「オバマがフィリピンの立場を強固にした」と題する海洋紛争に関する記事を掲載した。
 以下はその内容。

 米オバマ大統領は先般、中国に隣国との海洋紛争において武力や威嚇をしないよう警告した。
 これに対しフィリピン側は、「オバマ大統領の警告が海洋紛争におけるフィリピンの立場をより強固にした」と表明した。

 フィリピン大統領府の副報道官は、
 「西フィリピン海(南シナ海)での紛争において、フィリピンは平和的な解決を呼びかけている。
 このフィリピンの声に国際社会が応えた。一部の国家や組織は我々の立場を支持している。
 我々は外交を通じて、同様の紛争において平和的な解決を提唱して行く。
 そのため、我々は多くの支持を得ている」
と発言した。

 さらに同副報道官は
 「オバマ大統領の発言が他国にどのような影響を与えるのか予測できない」
として、オバマ大統領の発言がフィリピンにとって大きな「声援」であるとの見方を否定した。

 2010年以来、米国は南シナ海問題において度々考えを表明している。
 そのたびに海洋の航行自由を保障することは国家の利益に関わると述べている。
 緊張が続く局面に米国は、多くの国家と軍事協力を強化している。
 対象となる国は同盟を結んでいる日本やフィリピンだけでなく、かつて戦争で相見えたベトナムも含まれている。

 一方、中国の楊潔●(ヤン・ジエチー、●は竹冠にがんだれに虎)国務委員は、
 「中国は世界の海洋の自由航行権を提唱している。
 今後もこの立場を維持して行く」
と表明している。



サーチナニュース  2013/07/29(月) 16:52
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0729&f=politics_0729_007.shtml

米国とフィリピンが10月に合同上陸演習…それぞれ1000人派遣

  フィリピン軍当局は28日、2013年10月に同国北部で米海軍との合同上陸演習を行うことを明らかにした。
 中国国際放送局が報じた。

  合同上陸演習は10月7日から10日間にわたって実施され、フィリピン軍と米軍はそれぞれ1000人以上の将兵を派遣する。

  フィリピン海軍報道官は、
 「フィリピン北部のサンバレスやタルラクおよび首都マニラなどの地域にある演習場で合同上陸演習を行い、フィリピン海軍と米海軍の合同作戦能力の向上を目指す」
と述べた。

  フィリピンと米国の海軍は2013年4月と6月にも、合同軍事演習を行っており、今回で3回目となる。





【「底知らず不況」へ向かう韓国】



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