●14日、韓国の朴槿恵大統領の訪米に随行し、その滞在中にセクハラに関与したとして突如更迭となった韓国大統領府の尹昶重報道官の事件が尾を引いている。写真は韓国の大統領官邸・青瓦台。
レコードチャイナ 配信日時:2013年5月14日 20時51分
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大統領報道官がセクハラで更迭
…韓国の好感度、中国ではなぜか微上昇?―中国版ツイッター
2013年5月14日、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の訪米に随行し、その滞在中に突如更迭となった韓国大統領府の尹昶重(ユン・チャンジュン)報道官の事件が尾を引いている。
5日より訪米していた朴大統領は米韓首脳会談などを実現させ、大きな収穫を得て無事に終わるものとみられていた。
しかし、尹報道官が7日夜、在米韓国大使館でインターンを務めていた女性に対して性的嫌がらせを働いたことが発覚。
10日未明に電撃的に更迭となった。
尹元報道官と被害女性の証言に食い違いが見られる中、朴大統領は13日、
「政府高官としてあってはならない不祥事が発生し、国民を失望させたことを申し訳なく思う」
と謝罪した。
この事件が伝えられると、中国では意外な反応が起きている。
“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトを探ると、関連投稿の多くは
●.「韓国人は好色だからなあ。イヌ肉の食べすぎか?」
●.「わざわざ外国で恥をさらすとは」
●.「国内では常習犯なんだろうな。しかし米国は勝手が違うぜ」
など、醜聞を非難するものなのだが、少し違った見方も見られる。
●.「どうってことないさ。中国では愛人を囲っても何年も発覚せずにすんでいる官僚がうじゃうじゃしている。
こんなのニュースにもならないよ」
●.「セクハラね、こちらでは日常茶飯事ですが」
●.「中国共産党に入党しなさいよ、もみ消してあげるから」
これらの投稿を見ればわかるように、中国では官僚による不正やセクハラ、愛人問題が多発しており、その多くがたいしたお咎めもなしに収束しているという、韓国以上に深刻な状況が背景にあるのだ。
従って、今回の更迭事件については、以下のような声も聞かれた。
事件はむしろ、一部で韓国に対する好感度を上げているのである。
●.「事件から1週間もたたない更迭劇、そして大統領による謝罪。
対応が早い。
中国も学ぶべきだ!」
●.「女性のお尻を触ったことで失職する大統領報道官。
韓国の公務員は品行に対する要求が厳しいのだな。
どんな国であれ、公務員のモラルは国民の規範でなければならないけれど、つまり、我が国の公務員は韓国に倣えと言いたいのだ」
●.「民意ってこうやって表現されていかないとダメだ」
●.「我々の政府も勇気を持って、国民に“監督する権利”を与えるべき」
』
事件としてはあまりにもばかばかしいが、これを読むと「上には上がある」と素直に納得させられしまうのが少々イラッツとさせられる。
この政権、あと5年間は居座ることになる。
韓国の悲劇、ということになるのだが、自らが選んだ以上ガマンするしかない。
悪法も法だ。
果たして、この5年で韓国はどのくらい沈んでしまうだろう。
5年後のこの国の存在意義がどれほどのものになっているのだろう。
後から追い上げてくる中国にどれほど飲み込まれていることだろうか。
他人事だが、心理的に暗くなってくる。
【「底知らず不況」へ向かう韓国】
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