2013年7月15日月曜日

ケネディ長女の駐日大使の意味:アメリカの妙手、韓国女性大統領との比較になる

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朝鮮日報 記事入力 : 2013/07/15 09:01
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/07/15/2013071500502.html

駐日米国大使にケネディ元大統領の長女
日本「オバマ大統領と太いパイプ持つ人物」と歓迎
政界名門の出身も政治・外交の公職経験なし

 米国の次期駐日大使にジョン・F・ケネディ元大統領の長女キャロライン・ケネディ氏(55)が内定、両国で承認手続きが進められていることを14日、米紙ワシントン・ポストや朝日新聞が報道した。

 キャロライン氏は6歳のときに父が暗殺され、5年後に母ジャクリーン・ケネディさんがギリシャの船舶王オナシス氏と再婚したため「悲運のプリンセス」といわれた。
 1999年には弟のジョン・F・ケネディ・ジュニア氏が飛行機事故で死亡、ケネディ元大統領夫妻の子どもで存命しているのはキャロライン氏だけだ。

 キャロライン氏はコロンビア大学法科大学院を卒業、弁護士資格を取得したが結婚後は専業主婦として3人の子どもを育て、ケネディ財団の仕事や著述活動をしてきた。
 民主党所属で、2008年の大統領選挙からオバマ陣営で働き、政界入りを試みたが、政治・外交分野の公職で実務経験はない。
 上院議員に立候補しようとしたこともあったが「ケネディ家の七光」との批判を受けて自主的に断念した。
 日本との縁は86年に新婚旅行に行ったことだけだという。

 米国はこれまで、アジアの主要同盟国である日本に政財界の重要人物を大使として派遣してきた。
 副大統領経験のあるウォルター・モンデール氏、上院院内代表を務めたマイケル・マンスフィールド氏とハワード・ベーカー氏、元下院議長のトーマス・フォーリー氏ら豪華な顔触れだった。
 現駐日大使はオバマ政権発足の貢献者であり、シリコンバレーの法律事務所の代表を務めたジョン・ルース氏だ。

 日本は米政界名門一族出身で初の女性米国大使の内定を歓迎している雰囲気だ。
 日本政府は
 「オバマ政権が日米関係を重視していることを示す象徴的な人事だ」(朝日新聞)、
 「日本重視の表れ。米政界の名門出身で大統領と太いパイプを持つ」(日本経済新聞)
と歓迎ムードを報じている。

 だが、米国では4月にキャロライン氏の駐日大使就任説がささやかれ始めたころから、幾つかの懸念が浮上していた。
 ロサンゼルス・タイムズ紙は
 「一般企業ですら働いたことのない人物が日中領土紛争や北朝鮮の核の脅威、日米の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)といった懸案を扱えるのか」
と批判した。

 クライド・プレストウィッツ米経済戦略研究所長は
 「政府が『論功行賞』で先進国の大使職を与えることはあるが、日本のように軍事・外交問題がデリケートな国は例外だった。
 (キャロライン氏の指名は)日米同盟を格下げする奇妙な人事
と話している。


 この人事をどうみるか、であるが。
 「オバマはエライことをやりよるな」
というのと、韓国ニュースのように
 「日米同盟を格下げする奇妙な人事」
という二種類あるだろう。
 オバマの腹のうちは
 「日米に懸案事項はない」
ということを日本に積極的にアッピールする狙いだろう。
 日本としては、わかりやすいし、受け入れやすい、外交上手なへたキャリアよりも、
アメリカに腹芸される心配がないという安心感を持つことができる。

 さて、問題はこの駐日アメリカ大使に対して韓国・中国がどういう対応をすることになるかである。
 強いていえば、
 素人を相手にしなければならないやりにくさ 
が前面に出てくるだろう。
 この日本と中韓がギクシャクしているときに、逆手で素人を使うというアメリカの深慮には恐れいる。
 それも、ネームバリューのある女性ともなると、
 中韓が最も得意とする「汚い言葉」を投げかける手法
もひるまざるを得なくなる。
 まず言葉が封じられる。

 韓国はさらに面倒くさくなる。
 大統領が女性だからだ。
 いろいろとこの二人が比較されることも覚悟しないといけなくなる。
 うがった見方をすれば、これは最近の
 韓国女性大統領の動きに対するオバマの当て付けであり、
 封じ込めでもある。
 アメリカ離れが明確になりつつある今の韓国にとっては対日問題がやりにくくなることだけは確かである。
 片方の父親はアメリカの象徴的なヒーローで、もう一方は「生まれてこなかった方がよかった」といわれ、残した業績を無にするように娘が中国化に動いている父親である。
 かたや父親を誇りに思う娘であり、
 かたや父親の影をできるだけ消してしまいたいと思っている娘である。
 そう考えるとこれはアメリカの韓国に対する報復の一つでもある、ということもできる。

 中国の方はいつもの外交部の女性報道官を引っ込めて男性に置き換えることを検討することになろう。
 格の違いが顕わになってしまい、中国のイメージが後退してしまうからだ。
 この駐日米国大使に中国がどうでざるをえないかは、これからの面白事の一つになる。
 ちょっと注目していていい、事件である。

 どちらにとっても、アメリカにしてやられたということだけは確かであろうか。
 オバマが妙手を打った、ということに間違いはない。
 アメリカが韓国に対して意図的にこの人事を実行した
ということは十分考えられることである。
 「習近平と朴槿恵」のツーショットと「安倍とケネデイ」のツーショットでは
 周辺国にはどちらがインパクトがあるだろうか。
 庶民的評価もひとつの大きな秤になりうる。
 周囲に政治的きな臭さと緊張が立ち込めているスナップと、何かほのぼのといった裏を感じさせない非政治的風なクリアーなショットと、どちらが訴えかけが大きいか、ということでもある。
 もし、オバマが
 アジアの暗雲に一条の光を投げかけるものとして、ケネデイの長女を選んだ
としたらどういうことになるだろうか。
 アジアの政治問題に丸みが出てくるだろうか。
 キャリアすなわち実務能力などいらない、
 存在感だけで実務を圧倒するほどのインパクトを与えられる、
ということなのであろう。


サーチナニュース 2013/07/16(火) 18:25
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0716&f=politics_0716_010.shtml

日本人に重視された感覚を与えるキャロライン氏の駐日大使就任

  12日付米ワシントン・ポスト紙によれば、米国は4月より伝わっていたキャロライン・ケネディ氏の駐日大使就任に関する情報を発表しようとしている。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  歴史と伝統に基づき、米国の大統領は日本というアジア太平洋における重要な同盟国に、「重要人物」を派遣することを慣例化している。
 キャロライン氏の輝かしい出身、オバマ大統領との並々ならぬ友情は、日本人に重視された感覚を与えている。

  正式に発表されていない人事に対して、日本各界は待ち切れないとばかりに賛歌をうたい始めている。
 菅義偉官房長官は4月の時点で、
 「(キャロライン氏の駐日大使就任は)大きな話題になり、(日本国民の米国に対する)親近感を深めることができるだろう」
と語った。
 NHKは13日、結婚したばかりのキャロライン氏は1986年、日本をハネムーンの目的地に選択したと伝えた。

  名門出身のキャロライン氏は、長期的にプライベートなサークル内で生活しており、公衆の視野から離れていた。
 多くの米国人にとって、キャロライン氏は1963年にアーリントン国立墓地でケネディ氏の葬式に出席した、哀れな少女のイメージがある。

  そのため今回の人事には、さまざまな声がつきまとっている。
 一部からは、外交経験を持たない名門の子女が問題が山積している日米関係を適切に処理できるかを疑問視する声があがっている。



AFP BBニュース 2013年07月26日 18:17 発信地:ニューヨーク/米国
http://www.afpbb.com/article/politics/2958186/11087565

キャロライン・ケネディ氏、駐日米大使指名でついに大舞台へ


●米コロラド(Colorado)州デンバー(Denver)で行われた民主党の党大会で演説するキャロライン・ケネディ(Caroline Kennedy)氏(2008年11月12日撮影)。(c)AFP/Paul J. RICHARDS

 【7月26日 AFP】
 米政界の代名詞ともいえる名門一家の末裔として生まれながら、長らく民間にあってごく控えめな立場に徹してきたキャロライン・ケネディ(Caroline Kennedy)氏(55)が、満を持して大舞台に上がろうとしている。

 24日に次期駐日米大使への指名を受けたケネディ氏は、暗殺された故ジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)元米大統領の子どものうち、唯一存命している人物だ。
 米国の外交政策の中でアジアの重要性がかつてなく高まる中で、東京にある駐日大使公邸を引き継ぐことになった。

 米国が重視しているのは、好戦的な姿勢を再び強めている北朝鮮と、米国の対抗勢力として台頭しつつある中国、そしてこれまで同様に緊密な同盟関係を維持したい日本だ。

■オバマ大統領との絆

 とはいえ、ケネディ氏自身は、親しくしているバラク・オバマ(Barack Obama)大統領から華々しい外交職に指名されたことには特に驚かなかったかもしれない。
 なぜなら、祖父の故ジョセフ・ケネディ(Joseph Kennedy)氏も第2次世界大戦直前に、フランクリン・ルーズベルト(Franklin D. Roosevelt)大統領(当時)から駐英米大使という難しい役回りを任されていたからだ。

 またケネディ氏には、オバマ大統領との強い絆もある。
 2008年の米大統領選挙で、当時どちらかといえば無名だったオバマ氏が常に優勢だったヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏と民主党候補指名を争っていた際、オバマ氏の知名度を一気に押し上げたのがケネディ氏だった。

 米紙ニューヨークタイムズ(New York Times)への「私の父に似た大統領(A President Like My Father)」と題した寄稿でケネディ氏は、これまで父の故ジョン・F・ケネディ氏と肩を並べるような大統領は1人もいなかったと述べた上で「そんな大統領になれる人物についに出会った」とオバマ氏を紹介したのだ。

■「愛らしい少女」、外交手腕は未知数

 ケネディ氏が高位の外交官として適材なのかという疑問は今後、必然的に出てくるだろう。
 しかし、政治的な意味合いから大使を指名するのは民主、共和いずれの大統領の場合にも決して珍しい話ではない。

 一方で、ケネディ氏の準備がどれくらい整っているかを測るのは難しい。
 資産家で、弁護士資格を取得しているものの実際に業務に携わったことはないとされる。
 複数の書籍を執筆しているが、セレブとしてスポットライトを浴びたことはない。
 また、ニューヨーク(New York)の高級住宅地パーク・アベニュー(Park Avenue)に住みつつ地下鉄を利用し、報道の目に触れない形で慈善事業や公教育への支援を行っている。

 確かに、多くの米国民がケネディ氏について、時が止まったような感覚を持っていたとしても不思議はない。
 ホワイトハウス(White House)の周りでポニーに乗っている姿や、1963年にアーリントン国立墓地(Arlington National Cemetery)で父親の葬儀に参列した悲劇的な姿は写真に残っており、永遠に愛らしい少女というイメージが焼きついているからだ。

■政治家より外交官向き?

 ケネディ氏は一度だけ、2008年後半~2009年初頭に、クリントン氏がオバマ大統領の1期目の国務長官に就任して空席となったニューヨーク州上院議員の補欠選挙への出馬をちらつかせたことがある。
 しかしこのときは、マスコミや他候補がケネディ氏について準備不足と指摘したり、インタビューで一貫した話すらできないと揶揄(やゆ)したため、屈辱的な出馬撤回を余儀なくされた。

 ケネディ氏には、政治家より外交官の方が向いているかもしれない。

 ケネディ氏の上司となるジョン・ケリー(John Kerry)国務長官がニューイングランド(New England)地方の名門一族の出身で、ケネディ氏の叔父に当たる故エドワード・ケネディ(Edward Kennedy)元上院議員と親しかったという事実も、ケネディ氏に有利に働くだろう。

(c)AFP/Sebastian SMITH



ウオールストリートジャーナル     2013/07/25 12:43 pm
http://realtime.wsj.com/japan/2013/07/25/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%AE%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%8B%E2%80%95%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%82%A4/?mod=WSJBlog&mod=WSJJP_Blog

日本女性のロール・モデルになるか―キャロライン・ケネディ氏

 ようやく正式に発表された。
 何カ月にもわたって憶測が乱れ飛んだ後、オバマ米大統領は、故ケネディ大統領の娘のキャロライン・ケネディ氏(55)を次期駐日大使に指名した。
 議会で承認されれば、初の女性駐日米大使となる。

 日本政府は直ちに歓迎の意向を明らかにした。
 外務省は
 「キャロライン・ケネディ氏はオバマ大統領から厚い信任を得ている。
 駐日大使への指名は、オバマ政権が日米同盟を極めて重視していることの表れであり、高く評価する」
との声明を発表した。

 日本の識者は早くも、弁護士であり、ケネディ家のスポークスウーマンであり、著書もあり、3人の子供の母親であるケネディ氏は、日本の女性の素晴らしいロール・モデルになると言い始めている。
 マッキンゼー・アンド・カンパニーによると、日本では大卒者のうち女性は49%を占めているが、企業取締役では2%、企業経営責任者(CEO)では1%以下にすぎない。

 ケネディ氏の駐日大使指名は、絶好のタイミングだったのは確かだ。
 安倍晋三首相が、経済成長戦略の一環として男女の格差の是正に力を入れ始めたところだからだ。
 安倍首相の目標は、
 「指導的地位に占める女性の割合を2020年までに30%に引き上げる」
ことである。
 首相はまた、企業に対し1社に最低1人の女性役員を置くとの目標を設定するよう求める考えを打診し、企業の女性トップを増やすため割り当てを決めることが望ましいかどうか議論を巻き起こしている。

 ゴールドマン・サックス証券のマネージング・ディレクター兼チーフ日本株ストラテジストのキャシー松井氏はインタビューで、
 「日本の若い女性は見上げると、天井にダークスーツの男性がひしめいているさまを目にする」
とし、
 「日本には女性のロール・モデルが必要だ」
と語る。
 松井氏は、女性が労働市場に十分に参入することの重要性を説いた報告書で、日本の男女間の雇用ギャップを埋めれば、労働力人口は約820万人増加し、国内総生産(GDP)は最大14%増加すると論じた。

 しかし、日本問題専門家の中には、ケネディ氏が優れたロール・モデルになるかどうか疑問視する向きもある。
 ジャパン・インターコンサルティング社のロッシェル・カップ氏はインタビューで、
 「ケネディ氏は、子持ちで長らく家庭に入っていても、キャリアウーマンとして成功できることを示した。
 しかし彼女は『リーン・イン』だったのか、キャリアアップのために懸命に働いたのか」
と疑問を呈する。
 リーン・イン(一歩前へ)とは、フェイスブックの取締役シェリル・サンドバーグ氏の人気の著書で、女性は指導的地位を求めてもっと積極的になるべきだと説いて使った言葉だ。
 カップ氏は
 「ケネディ氏は実際のところはそうではなかった」
と語る。

 外務省のベテラン職員で、現在経済協力開発機構(OECD)東京センターの中谷好江所長は、
 「理想は、女性が大使や政治のトップに任命されたとしても、全く騒がれない社会」
と話す。
 中谷氏は、日本に女性の有力指導者がわずかである理由について、トライする前にあきらめてしまう女性がいることを挙げるとともに、託児所の不足や男女間の賃金格差を指摘する。
 同氏が入省したとき新人78人のうち女性は5人だったにもかかわらず、女性差別を感じたことはないと語った。

 中谷氏はまた、よくある誤解を解くことも重要だと述べは
 「女性がもっと働いたら、出生率が下がると思っている人がいるが実は全然違う」
と力説する。
 2007年のOECD報告書によれば、OECD加盟国では出生率と女性の雇用はプラスの相関関係にあることが明らかになっている。

 松井氏も、長野や福井、沖縄など働く女性が増えている県では出生率も上昇していることを指摘する。
 日本などのように人口が減少し高齢化が急速に進んでいる国では、これは重要なことだ。

記者: Moeko Fujii

原文(英語):SoftBank CEO Son Loses Temper, Clashes With Japanese Bureaucrats
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2013/07/25/softbank-ceo-son-loses-temper-clashes-with-japanese-bureaucrats/
』 


レコードチャイナ 配信日時:2013年7月30日 13時31分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74875&type=0

次期駐日大使のケネディ元大統領長女、その外交手腕を疑問視する声も―中国メディア

 2013年7月29日、オバマ米大統領は先日、ジョン・ルース駐日大使の後任に故ジョン・F・ケネディ元大統領の長女キャロライン・ケネディ氏を指名した。
 しかし、キャロライン氏は外交経験が乏しく、その外交手腕を疑問視する声も出ている。
 中国新聞社が伝えた。

 日本側はおおむね、キャロライン氏の駐日大使就任を歓迎している。
 一方で、駐中国大使の中国系米国人、ゲイリー・フェイ・ロック氏や中国語に精通したジョン・ミード・ハンツマン前駐中国大使と比較すると、外交経験不足で日本語も理解できないキャロライン氏の駐日大使としての適性に疑問を抱く世論の声もある。

 米国家安全保障問題の専門家、ライオネル・ビーナー氏は25日付のUSAトゥデイ紙で、「駐日大使は政治的思惑からアジア外交の専門家ではない人物が指名された」と指摘。
 米国の大使は政治献金額や知名度の高さによって選ばれているとして、
 「キャロライン氏に複雑な日米問題をうまく処理する能力があるのかは疑問だ」
と述べている。

 ニューヨーク・タイムズ紙は
 「周囲はキャロライン氏を優雅で忍耐強いと見ているが、穏やかで控えめなので、『何もしゃべっていない』ような感じを人々に与える。
 しかし、これは大使としては最適な人選だ」
と評価した。

 米国の外交筋はキャロライン氏について
 「日本の政界と仲良くするための『お飾り』としてなら問題はない」
と批判的だ。
 しかし、「華麗なる一族」であるケネディ家出身で、女性初の駐日大使となるキャロライン氏が、日米関係に新風を吹き込むと期待する声もある。


 この人選は
 「日米間に懸案事項はなにもない」
ということを、アメリカが意図的に強調しているということになる。
 下手にキャリアをもった辣腕の外交官より、静かで信頼感のある穏やかな方が今の情勢にはぴったり向いているということであろう。
 逆に中国としては、「それが、おもしろくない」。
 日本をめぐる情勢は火炎のごとくであるとアメリカに強く認識させたいであろう。
 肩透かしを喰らった感じである。


次期駐日大使ケネディさん「日米の絆になりたい」(13/09/20)





【「底知らず不況」へ向かう韓国】



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