2013年7月27日土曜日

朝鮮半島統一への情熱:そんなこと冗談じゃない!統一の必要性青年層で8%



●25日、仏AFP通信は、朝鮮戦争停戦から60年以上を経て、韓国国内では南北統一の現実味が薄れつつあると伝えた。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2013年7月27日 10時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74784&type=0

朝鮮半島統一への情熱、韓国国民の間で薄れる
=混乱と経済負担に懸念―仏メディア

 2013年7月26日、参考消息(電子版)によると、仏AFP通信は25日、朝鮮戦争停戦から60年以上を経て、
 韓国国内では南北統一の現実味が薄れつつある
と伝えた。

 韓国・北朝鮮政府双方にとって統一は重要な使命であるものの、すでに豊かになった韓国国民の間では、ここ数年統一への情熱が継続的に低下。
 エスカレートする北朝鮮の脅しに韓国国民は嫌気が差しているとともに、
 統一後の膨大な経済的負担への懸念が広がっている。
 韓国の若年層を対象とした10年の全国調査によると、「統一に興味がある」と答えた割合は57%で、97年に比べて14ポイントも下落した。

 韓国・東亜日報がこのほど行った調査によると、
 回答者の28%が「統一は永遠に不可能」と考えており、うち20代の割合が高く33.4%に達した。
 また、別の調査では
 「統一は何があってもすべきだ」との回答は25%にとどまり、
 65%が「巨大な代価と社会的な混乱は避けがたい」、
 10%が「統一には絶対に反対だ」と答えた。


 「統一、冗談じゃない」
 というのが、韓国国民の本当の心持ちだろう。
 東西ドイツ以上の混乱が起こることは間違いない。
 混乱というより、「貧困」であろう。
 せっかく掴んだ文明生活を「なんでチャラにするのか」ということである。
 西ドイツは東西冷戦のときは日本と並んで資本主義の両輪であった。
 さほどに経済はうまくいっていた。
 しかし、東ドイツを併合した途端に奈落に落ち込んだ。
 経済利益を際限なく東ドイツにつぎ込んでいくはめになった。
 ために十数年以上もドイツは復活しなかった。
 やっとこさ、EUの一員として何とか世界の舞台に回帰し、中国との関係でEUの優等生にまでなることができた。
 さほどにドイツにしても苦難の道であったのだ。
 もし韓国と北朝鮮が統一したらどうなる。
 とんでもない困難が韓国人を待ち受けていることになる。
 ヘタすれば、統一による内戦すら起こりかねない。
 もし、北朝鮮と統一ということになったら、韓国を逃げ出したほうがいい。
 生命あってのものだね、である。
 「一民族ニ国家で、なにが悪い!
ということにである。
 韓国人はミエで衝動的に動くことが多いので、「民族統一」と美名に踊らされて突っ走ることもありえるかもしれない。
 統一となれば、もう韓国の未来は少なくとも半世紀はトンネルの中になる。
 誰がみてもおそらくそういう答えが出てくるだろう。


レコードチャイナ 配信日時:2013年7月27日 1時33分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74789&type=0

中国、「韓国による朝鮮半島統一は利益に反しない」と判断か―田中均元外務審議官

 2013年7月26日、田中均国際戦略研究所理事長(元外務審議官)は日本記者クラブで記者会見し、米国、中国、韓国、北朝鮮情勢について分析した。
 この中で、中国は北朝鮮が「西側との緩衝地帯」として有用なのか懐疑的になっている、と指摘した上で、
 「韓国が統一する朝鮮半島は利益に反しないとの見方も出てきたようだ」
と言明した。

田中均氏の発言要旨は次の通り。

 米国は人口が増え続けており、衰退していくことはない。
 ただ、イラク、アフガニスタンとの長期の戦争で米財政が疲弊し、格差、人種的な対立なども拡大。相対的に見れば、今の国力、求心力を維持するのは難しい。
 人口増もラテン系やアジア系の増加によるもので、その8割が民主党を支持しているので、今後共和党が政権を奪取するのは一層難しくなる。
 戦争をする力や求心力は米国にはもうない。
 経済的には中国やインドなどが大きく成長し、20~30年後には中国が追い越すとの見通しもある。

 韓国は経済力が増し15番目の経済大国になり、かつてのような脆弱性がなくなった。
 朴槿恵政権になって、中国が北朝鮮政策を転換したこともあって、最大の貿易相手国中国に接近。
 米中韓による戦略協議を呼び掛けている。地政学的に見てもドライになり、中国との関係に活路を見いだしている。

 中国の態度が変化したので、北朝鮮は大きな岐路にある。
 大国となった中国は北朝鮮が「西側との緩衝地帯」として有用なのか懐疑的になっているのではないか。
 韓国が統一する朝鮮半島は利益に反しないのではないかとの見方も出てきたようだ。

 中国は日清戦争後の100年が「屈辱の時代」だったが、2010年にGDPで日本を追い越し「大国意識」が出てきた。
 南シナ海、東シナ海での行動はその表れと言える。
 しかし
(1).経済成長率の鈍化、
(2).環境汚染問題の深刻化、
(3).急速な都市化と農民工の存在(二重戸籍問題)、
(4).汚職蔓延や一日200件といわれる抗議運動、
(5).一人っ子政策に伴う高齢化
―など大きなリスクも存在する。



レコードチャイナ 配信日時:2013年8月26日 8時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75963&type=0

北朝鮮との経済格差は大きい、統一は韓国に負担をもたらす―韓国紙

 2013年8月23日、韓国紙・朝鮮日報は記事
 「南北の経済格差は大きい、統一は韓国に負担をもたらす」
を掲載した。
 24日、中国網が伝えた。

 22日、13年韓国政治世界学術大会が開催され、朝鮮半島の南北統一問題について話し合われた。
 日本・新潟県立大学の猪口孝学長は、韓国と北朝鮮の経済格差は韓国とバングラディシュ、韓国とモンゴルよりもはるかに大きいと指摘。
 統一には莫大なコストが必要となるが、韓国国民が受け入れるかどうかを問わなくてはならないと発言した。

 峨山政策研究院の金志潤(キム・チユン)研究委員も世論調査結果を発表。
 若い世代ほど「統一の必要性」を感じていない
との調査結果を発表した。
 60代以上では39.2%が関心があると回答したが、20代ではわずか8%にとどまった。
 南北分断前の世代が減ったことに加え、統一の費用を負担に感じていることも要因だと分析している。




【「底知らず不況」へ向かう韓国】


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