2013年6月11日火曜日

日韓スワップ協定、今月末には解消か:中国への依存度を高めてどうするというのか? 

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●27日、韓国の中央銀行は、同国と中国の通貨スワップ協定を3年間延長すると発表した。両国の通貨スワップ規模は64兆ウォン(約5兆4000億円)もしくは3600億元(約5兆6000億円)に達する見込み。写真は韓国の通貨・ウォン。


朝鮮日報 記事入力 : 2013/06/11 06:52
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/06/11/2013061100381.html

韓日通貨交換協定の延長 今月末ごろに結論

【ソウル聯合ニュース】
 韓国の企画財政部関係者は10日、7月3日に期限を迎える日本との通貨交換(スワップ)協定の延長について、
 「検討を進めている。両国間で協議し、今月末ごろに結論を出す」
と明らかにした。

 通貨交換は通貨危機などの緊急時に自国通貨と相手国の通貨、またはドルを融通し合うもの。
 両国は一時、協定の限度額を700億ドルに拡大したが、昨年の独島領有権問題などによる両国関係の悪化で、現在は130億ドルに減っている。
 130億ドルのうち100億ドル分は韓日中の3カ国と東南アジア諸国との通貨交換協定(チェンマイ・イニシアチブ)によるもので、2015年2月に期限を迎える。
 今年7月までとなっているのは130億ドルのうち30億ドル分

 韓国の金融市場では両国が協定の期限延長をめぐり、神経戦を繰り広げているとの見方も出ている。
 日本の政界で「韓国から要請があれば検討する」との姿勢を示しているのに対し、
 韓国は現在の経済状況では弱腰を見せる必要はないとの立場だ。

 一方、韓国は中国と560億ドル相当の通貨交換協定を締結している。
 両国の協定では過去最大の規模で、2014年10月に終了する。

 韓国は2008年の金融危機直後、米国と300億ドル相当の通貨交換協定を結んだ。
 2010年に期限を迎えたが、延長しなかった。 

聯合ニュース



朝鮮日報 記事入力 : 2013/06/18 09:05
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/06/18/2013061800583.html

韓銀が通貨スワップ拡大計画、米出口戦略に備え

 韓国銀行は17日、米国など先進国が量的緩和を縮小または打ち切った場合に備え、主要国との通貨スワップの拡充を目指す方針を示した。

 韓銀は国会の企画財政委員会に提出した懸案報告で
 「米国の量的緩和が縮小されるか打ち切られた場合、国際金融市場と韓国経済に及ぼすマイナス影響は少なくないとみられる。
 今後事前の危機予防と事後の危機対応の能力を高めていく」
と表明した。

 そのため、韓銀は外貨準備高の安定的管理とともに、必要に応じ主要国の中央銀行と通貨スワップ、チェンマイ・イニシアチブのマルチ化などさまざまな金融セーフティ―ネットの拡充努力を強化するとした。

 現在韓銀は
①.日本と30億ドル(約2800億円)規模、
②.中国と3600億元(約5兆5600億円)規模
の通貨スワップをそれぞれ結んでいる。

 日本との協定は来月終了し、延長の是非を検討中だ。
 中国との協定は来年10月に延長するか否かを決定する。



朝鮮日報 記事入力 : 2013/06/24 23:23
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/06/24/2013062403741.html?ent_rank_news

韓日通貨スワップ協定終了へ 背景と影響は?

【ソウル、世宗聯合ニュース】
 韓国が日本と締結している通貨交換(スワップ)協定は7月3日の期限を延長せず、終了することになった。
 韓国の金融当局は必要がないため延長を見送ったと説明しているが、韓日の微妙な関係が背景にあるとの声も挙がっている。

 韓国金融当局の関係者は韓日通貨スワップについて、当初の目的を果たし、延長する必要がないため期限切れに伴って終了すると説明。
 別の当局関係者も「両国が延長しないことが良いと判断した。特別な政治的意味合いはない」と話す。

 だが、金融当局の内部では外部向けの説明と内幕は違うとの声が出ている。
 日本はこれまで、韓国から延長要請がなければ延長しないとの方針を、マスコミなどを通じて発信してきた。
 まるで韓国が日本に「物乞い」をしていることを前提にしたような方針表明だった。

 これについて、韓国の一部では安倍政権が支持率を高めるための手法だと受け止められている。
 また今回のスワップ協定見送りまでの過程を日本の右傾化の動きと関連付ける見方もある。
 韓国にとって、必ずしも必要でないスワップ協定であるにもかかわらず日本の政権の戦術に乗ることはないという当局の判断があったようだ。

 これで、一時は限度額が700億ドル(6兆8572億円)に達した韓日間の通貨スワップは、韓日中の3カ国と東南アジア諸国との通貨交換協定(チェンマイ・イニシアチブ)による100億ドル分だけが残ることになる。

 ただ韓日通貨スワップ終了による韓国金融市場への影響は少ないとされる。
 現代経済研究院のイム・ヒジョン研究委員はウォンと円を融通し合う同スワップについて、「規模が小さく、韓国は円が足りなくて困っている状況ではない」と解説する。

 金融界のある関係者は
 「韓日通貨スワップはそれほど役に立たない。
 むしろ中国との通貨スワップを拡大する方がいい」
と話す。

 現在、韓国は中国と580億ドル相当のウォン・人民元スワップを締結している。これは韓中間の通貨スワップ額では過去最高となる。

聯合ニュース


レコードチャイナ 配信日時:2013年6月28日 9時38分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73770&type=0

中国と韓国、通貨スワップ協定を3年間延長=規模は5兆円超
―韓国・中央銀行

 2013年6月27日、韓国の中央銀行は、同国と中国の通貨スワップ協定を3年間延長すると発表した。
 中国の外国為替関連情報サイト・FX168が伝えた。

 緊急時に外貨を融通し合う通貨スワップ(交換)協定に関しては両国で協議が行われ、当初の2014年10月で期限を迎える協定を、2017年10月まで延長することで合意した。
 両国の通貨スワップ規模は64兆ウォン(約5兆4000億円)もしくは3600億元(約5兆6000億円)に達する見込み。
 さらに韓国の中央銀行は声明で、必要に応じ協定の規模を拡大するとしている。


サーチナニュース 2013/06/28(金) 11:18
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0628&f=national_0628_012.shtml

【韓国ブログ】日韓スワップ打ち切り…加速する親中路線が心配だ

  韓国人ブロガーのBeyさん(ハンドルネーム)は、30億ドル分の日韓通貨交換(スワップ)協定が「延長しないことになった」との報道があった24日、自身のブログに「日韓通貨スワップ終了と中国」と題したエントリーを記した。

  Beyさんは、日本よりも中国を重視する自国政府の方針に懸念を示す、韓国では数少ない“親中路線”反対論者。
 「政治的な理由により、経済をこうやって自分の手で少しずつ潰していくことは果たして正しい道なのだろうか。
 日韓通貨スワップを終了させて得られることなど、せいぜい反日という低質な国民感情を得る程度だろう
と日韓通貨スワップを延長しなかった自国政府の決定をバッサリと斬り捨てた。

  韓国の日韓スワップを反対する人たちは
 「中韓スワップがあるから問題ない」
と主張しているというが、Beyさんはこれにも異論を唱える。
 「中国への依存度を高めてどうするというのか? 
 親中派の笑い声が聞こえるようだ。
 CMI(チェンマイ・イニシアチブ)が残っているが、これも親中化が進めば続くかどうか分からない」
と不安そうに述べた。

  Beyさんによると、李明博元大統領は任期後半から中国との関係を優先させる路線を取り始めたが、朴槿恵大統領は就任直後から中国重視の姿勢を鮮明にしている。
 そんな朴政権の方針に
 「そんなに中国が偉大な存在なのか?」
と不快感を示し、
 「日本の親中派も過激だというが、韓国はすでに親中派で占領された状態だ
 このままなら朝鮮時代の親中路線が完全に復活することになるだろう
韓国が中国の影響圏に埋没するのも時間の問題だと予想した。

  また、
 「中国が言う平和統一は、韓国に武力挑発をするなという意味だ。
 中国が言う朝鮮半島の非核化は、韓国内にある米国武力の撤収を意味している
と中国側の主張にはすべて裏のメッセージがあると指摘。
 一度中国の勢力に飲み込まれればそこから抜け出すことは容易ではないとし、朴政権の親中路線を懸念した。

*********

  韓国銀行(中央銀行)は6月24日、通貨危機など緊急時に外貨を融通し合う日韓通貨スワップ協定について、7月3日に期限を迎える30億ドル分を延長しないことで合意したと発表した。
 これにより、日韓の通貨スワップは、総枠130億ドルから100億ドルに縮小する。

  韓国側が延長しないと決めた理由として、融通額の規模が小さいことや、ドルではなく円とウォンの交換であることを挙げている。
 しかし、韓国のメディアは「外交関係の悪化」が背景にあるとの見方をしていて、通貨スワップを政治利用しようとする日本の策略に韓国が乗らなかったと伝えている。
 また、中国との560億ドルの通貨スワップがあるため、韓国市場にはなんら問題ないだろうとしている。

  Beyさんの主張を受け、あるユーザーはコメント欄に、
 「日韓間には葛藤があるのだから、日本に経済的な助けはいらないんだという態度を見せる必要はあったと思う」
と朴政権の判断に賛成し、
 「もし韓国が要請すれば日本はいつでも協定を結ぶだろう」
との意見を記した。
 恐らく、韓国人の大半がこのユーザーのような意見を持っている。
 だがBeyさんは、
 「中国偏重が過ぎれば全体のバランスが崩れる。
 そうなれば日本が経済協力をする可能性は低い」
と反論し、親中路線に反対する意見を貫いた




【「底知らず不況」へ向かう韓国】



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